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THE BLOG

なぜ女性は感じているふりをするのか?

では、多くの女性が一度はやったことがある「演技」について話してみましょう。


Close-up of open lips , symbolizing the unspoken truths about intimacy and the conversation around women faking orgasms, featured on the Yoni Massage Bangkok website


オーガズムを演技したことがないって人、ちょっと手を挙げてみて!(安心して、私には見えないから。でも、私は間違いなく手を挙げないよ。)きっと、ほとんどの人がまだ座ったままなんじゃないかな。


そう、ほとんどの人が一度は演技をしたことがあるはず。だから、あなたは全然ひとりじゃないよ。そして、たまに演技しちゃうのも、全く問題ない。むしろ、それが普通!

女性が演技する理由はいろいろあるけど、どんな理由であれ、それが「偽りの自分」ってことにはならない。ただ、「たまにオーガズムを演技する女性」ってだけ。みんなと同じだよ!


じゃあ、なんで女性は演技しちゃうの?

セッション前の短い会話の中で、私は必ず「オーガズムは大歓迎だけど、このセッションの目的ではないから、演技する必要なんて全然ないよ」と伝えています。:)すると、ほとんどの女性がニヤッと笑ったり、「それ、めっちゃ分かる!」って顔をしてくれるんです。


これまで話を聞いてきた中で、女性たちが演技する理由を大きく分けると、私は「イン&アウト・オーガズム」と呼ぶタイプがよく出てきます。これは、セックスの瞬間を楽しめていなかったり、疲れていたり、気が散っていたり、「今日は無理だな」って最初から分かっているときに起こります。演技をすることで、さっさと終わらせてストレスや衝突を避けるのが一番簡単で手っ取り早い方法に感じるんです。


次によく聞く理由は、「パートナーを気持ちよくさせたいから」というもの。これを私は「チアリーダー・オーガズム」と呼んでいます。パートナーが自分のセックスのパフォーマンスに自信を失ったり、傷ついたりしないように、オーガズムに達しているフリをするんです。


一方で、「パフォーマー・オーガズム」というタイプもあります。これは、パートナーをがっかりさせないために演技をするケース。たとえば、「オーガズムがセックスの最終目的」とか、「女性は挿入だけで絶頂するべき」という社会的な期待や思い込みにプレッシャーを感じることが原因です。この理想に合わせるために、多くの女性が自分の本当の体験を隠しながら、演技で「完璧な女性」を装おうとします。演技をすることで、自分のセックスのパフォーマンスや体への不安を隠している場合もよくあります。


つまり、演技をする理由は、気持ちの切り替えや相手への配慮、自分の不安から来ていることが多いんです。


演技のデメリットってあるの?

たまに演技するくらいなら大した問題にはならないけれど、それが習慣になってしまうと、いろいろと困ったことが起きてきます。


オーガズムを演技で済ませるのが当たり前になると、本当の快感を追求する機会を自分から逃してしまうんです。だんだんとオーガズムを目指すことも、自分の欲求を伝えることもしなくなってしまうかもしれません。気づいた頃には、セックスが浅くて退屈なものになっているなんてことも。


このパターンが続くと、親密さや信頼に悪影響を及ぼします。現実とパートナーが信じている「あなたの気持ち良さ」の間にギャップが生まれてしまうんです。このズレが続くと、二人の間で本当に気持ち良いことを見つけるのがどんどん難しくなります。


また、演技を続けることで、見えないプレッシャーが積み重なり、罪悪感や不満、感情的な距離感が生まれることもあります。気づけばセックスが「演技」みたいに感じられるようになり、リアルなつながりがどんどんなくなっていくんです。


もちろん、演技をやめるのは簡単なことじゃありません。パートナーとオープンに話し合うことが良いアイデアだとは分かっていても、それが現実的じゃない場合もありますよね。それでも、少しずつでも演技する回数を減らしてみてください。それはパートナーのためでもありますが、何より自分自身のためです。自分のために、本当の快感を追求する価値は絶対にありますよ!


演技にプラス面ってあるの?

たまに演技をするくらいなら、むしろ役立つ場合もあります。例えば、早くセッションを終わらせたいとか、余計なドラマを避けたいときには便利ですよね。


それに、演技がちょっと「力を持たせてくれる」感覚になることもあります。その瞬間を自分でコントロールしているように感じられるからです。


少し演技をすることで、実際に気分が高まることだってあります。呼吸を速くしたり、体を少し震わせたりするだけで、その瞬間がより刺激的に感じられて、ムードに入りやすくなることもあります。時には、ほんの少しのリアリティが、素敵なファンタジーを生むきっかけになることも。


そしてもちろん、パートナーが気持ちよさそうにしているのを見て、それが本当に嬉しく感じられる瞬間もありますよね。たまの演技が、結果として二人の間にポジティブな影響を与えることもあるんです!


結局のところ…

オーガズムは、満足感のあるセックスライフにとって素晴らしく大切な要素です。でも、もしセックスの見方を少し変えたらどうでしょう?


「セックスを違う視点で見る」女性が演技をすることを批判するのではなく、「ゴールした?」という質問を手放してみる。


「セックスを違う視点で見る」オーガズムだけを快感やパフォーマンスの基準にするのではなく、新しい興奮の仕方や気持ち良さを感じる方法を探してみる。

「セックスを違う視点で見る」「上手くやらなきゃ」というプレッシャーを手放し、セックスを「仕事」として捉えるのをやめる。その代わりに、感覚や親密さ、つながりに集中してみる。ゴールだけじゃなく、過程の一瞬一瞬に喜びを見出してみる。


「セックスを違う視点で見る」他人の期待に応えようとするのをやめて、自分の体や心の声を聞いてみる。そうすれば、もっとリラックスして、深呼吸して、自分自身でいられる空間が生まれるかもしれません。


セックス—特に女性にとって—は、身体的な要素だけではなく、感情的・心理的なつながりも大きく影響します。重要なのは、彼が硬いとか、自分が濡れているとか、オーガズムに達したかどうか、ということではありません。本当に大事なのは、「自分自身をどう感じているか?」ということです。


もし、オーガズムが自分にとって「気持ち良さ」を感じるために欠かせないものなら、ベッドの横の引き出しにある小さな振動する友達に頼ればいいんです。どんなオーガズムも、そのおもちゃや自分の指が生み出す快感には敵わないんだから。それをセックス中に取り入れてもいいし、セックスの後でリラックスしながら楽しむのもOK。横にパートナーがいる状態で、自分のために快感を探求しても全然問題ありません。


結局大事なのは、**「列車がちゃんと駅に到着して、乗客全員が満足していること」**です!



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